第九支会を構成する新町・末広町地区の概況と歴史を紹介します（後半）

第九支会を構成する新町・末広町地区は、青梅市の東端に位置しています。青梅線小作駅を玄関口として、東西には江戸時代より歴史のある青梅街道（都道5号線）がはしっています。

新町は江戸時代の初めの1611年（慶長16年）に師岡村の名主、吉野織部之助（よしのおりべのすけ）が開拓を始め、1616年（元和2年）に開拓を終えました。

その開拓の中で鈴法寺、東禅寺、新町御嶽神社といった寺社が建立され、開拓後は市場が月に6回開催し、青梅宿と市の日取りについて争うことになるまで発展を極めた。

そして明治時代以降は国の中央集権化の流れの中で、近隣の村や町と合併をして1951年（昭和26年）に青梅市に編入した。編入後は、西東京工業団地の完成にあわせて1966年（昭和41年）に新町の一部が末広町1丁目、2丁目として設定された。

第九支会（青梅市自治会連合会第九支会）は1973年（昭和48年）の4月に発足しました。

背景として、1972年（昭和47年）に新町・末広町地区に小学校の設置が内定し、翌年1973年（昭和48年）4月に青梅市立新町小学校が開校しました。

その過程で新町・末広町地区の人口の増加や地域での運動会も開催できるなどから関係者が協議の結果、現在の第三支会から分離独立し、青梅市における9番目の支会として発足しました。

1976年（昭和51年）から1998年（平成10年）までの年月をかけて、新町地区土地区画整理事業が行われた。

道路や宅地、公園等が整備されて幹線道路には大型店舗や飲食店が立ち並ぶようになった。

区画整理前の第九支会発足年の1973年（昭和48年）4月現在の人口は5，617人（2，315世帯）であったが、2009年（平成21年）4月現在の人口は19，113人（8，067世帯）で大幅に人口が増加した。

新町地区土地区画整理事業完成後に、新町地区では新しい町丁名が設けられ、新町○番地といった住所表記が新町△丁目□番地に改められ、新町1丁目から9丁目が誕生した。

そのため自治会名と整合化がされず、自治会活動に支障をきたすようになったため、自治会整合化が行われた。

平成14年4月7日に各自治会から3名程度の支会役員経験者等を委員として選出して「自治会整合化準備委員会」を設立し、同年12月8日に支会役員経験者等で構成された「自治会整合化委員会（以下、委員会」を設置した。

平成15年2月5日に委員会内に調査、企画、広報の3分科会を設置して必要な資料や情報の収集を行い、「自治会整合化委員会綱領（案）」を作成し、同年2月19日に「自治会整合化委員会綱領」が決定した。

その後、委員会、支会役員が参加した全体会を開催して、協議の結果、「青梅市第九支会整合化実施要綱」を作成した。

その後各自治会の会員、各自治会役員、支会役員経験者、関係団体等への説明会を行い、基本的に自治会整合化の賛同を得られたが、多くの意見、要望等をいただいた。

説明会での意見、要望等を踏まえ「青梅市第九支会整合化実施要綱」を追加訂正を行い「青梅市自治会連合会第九支会自治会整合化の実施について」を策定して、平成17年3月16日の全体会で決定した。

そして、平成17年11月1日に第九支会は10自治会で発足し、平成17年11月27日に第九支会自治会整合化記念式典を行った。

平成18年4月1日から実質の開始となった。